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CCタンパク質ドメイン

{2}その他:CCドメイン

サルモネラ菌バクテリオファージP22の四量体Mntリプレッサーのコイルドコイル

ドメイン結合および機能

コイルドコイル (Coiled-coils;CC) は、構造タンパク質、モータータンパク質、転写因子など、様々なタンパク質のオリゴマー形成ドメインとして機能します。このコイルドコイル構造は、ウイルスから植物、そしてヒトに至るまで保存されており、配列が解析されたゲノムにコードされるタンパク質の約5%がコイルドコイルを持つと予測されています。コイルドコイルは、典型的には、超らせん構造のねじれを作りながら互いに包みあう、2つまたはそれ以上のαヘリックスから構成されます。コイルドコイルは一次構造上、7アミノ酸残基 (abcdefg)nの繰り返しを含んでおり、このうちのaとdは疎水性アミノ酸、eとgは電荷または極性を持つアミノ酸です。コイルドコイルは互いに相互作用して同分子のホモオリゴマーを形成するか、他分子のコイルドコイルドメインとの間にヘテロオリゴマーを形成することができます。

構造の参考文献

  1. Nooren, I.M. et al. (1999) Nat. Struct. Biol. 6(8), 755–759.

ドメインタンパク質の例

その他:CCドメイン

結合の例

CCドメインタンパク質 結合パートナー
EEA1初期エンドソームタンパク質 ホモ型およびヘテロ型相互作用
Stat1転写因子 ホモ型およびヘテロ型相互作用
FosとJun (AP-1) ヘテロ型相互作用