CSTの最高品質の抗体が、免疫学研究のお手伝いをいたします。免疫学を基盤とした研究では、ヒトの免疫系の構成因子の理解を深めること、また、これらの臨床応用の可能性を探ることに焦点が当てられています。
研究を進めるためには、免疫細胞を特定し、免疫シグナル伝達を解析するツールが必要になります。CSTは、免疫系の複雑なシグナル伝達経路を構成するタンパク質の解析に用いる最高品質の抗体をご提供しています。これを通じて、より良い、より有効な治療法を開発しようという国際的な動向に貢献できることを大変嬉しく思います。
免疫系は大きく分けて次の2つの細胞反応から成り立っています。
自然免疫応答は、病原体に対する生体防御の第一線です。自然免疫系では、サイトカインの産生や補体の活性化など、様々な機構を介して病原体に対して迅速に応答します。
自然免疫応答には、好中球、マクロファージ、ナチュラルキラー細胞、好塩基球など、食細胞が多く関与します。
抗体開発のリーディングカンパニーとして、CSTはSTING、NF-κB、インフラマソームなど、自然免疫のシグナル伝達経路の研究にご利用いただける高品質な抗体を多数ご用意しています。
適応免疫応答は、抗原に特異的な受容体を用いて外来抗原を検出します。これは時間をかけて起こる応答で、T細胞、B細胞およびナチュラルキラーT細胞が関与しています。抗体で抗原を検出する液性免疫と、T細胞で感染細胞を傷害する細胞性免疫があります。
ある抗原に初めて遭遇したとき、リンパ球が一次免疫応答を惹起します。同じ細胞はこの経験から「学習」することができ、同じ抗原に再遭遇した場合には、より速い二次免疫応答を引き起こすことができます。
CSTはTCRやBCRなど、リンパ球のシグナル伝達経路の研究にご利用いただける高品質な抗体を多数ご用意しています。
免疫細胞の制御には、重要なシグナル伝達経路が複数関与します。それぞれの経路はタンパク質の複雑なネットワークで構成されており、これらが相互作用しながら、刺激に対して特定の細胞応答を引き起こします。
STING、NF-κB、インフラマソーム、TCRおよびBCRシグナル伝達経路に加えて、JAK/STATとTLRシグナル伝達経路も、免疫細胞シグナル伝達で大きな役割を果たします。