最適なCST^® ELISA (酵素結合免疫吸着測定法) キットの選択

研究に最適なELISAキットの選択は重要です。FastScan、PathScan、またはPathScan RP ELISAキットから適切なものを選択してください。

CST ELISAキットのメリット

• すべてのキットは、ELISAにおいてHallmarks of Antibody Validation™を用いて厳密に検証されており、プロジェクト期間の全体にわたって必要とされる、ロット間およびアッセイ間の再現性を保証します。
• Ready-to-use CST ELISAキットは、お客様のアッセイワークフローに円滑に組み込めるように設計されており、結果を得るまでの時間を短縮します。
• すべてのELISAキットは、弊社の研究室から直接お届けするため、お客様の要望に応じて製品をカスタマイズできます。

キットを5つ以上ご注文の場合、または96ウェルから384ウェルへのキットの変換、比色キットから化学発光キットへの変換をご希望の場合は、在庫、処理時間、価格についてお問い合わせください。

FastScan ELISAキット

従来のPathScan ELISAと比較して、同じ高水準の感度を維持しながら、より迅速にELISAデータを作成できます。また、FastScan ELISAキットは、Rapid Protocol (PathScan RP) 用に最適化されたPathScanキットと同じ高速なアッセイです。

PathScan ELISAキット

従来のアッセイの長さとフォーマットでありながら、マッチド抗体ペアを用いて可能な限り高い感度をもちます。PathScan ELISAキットとRapid Protocol (PathScan RP) 用に最適化されたPathScanキットは、同じ溶解バッファーに対応しています。従って、1つのバッファーでサンプルを調製し、PathScanとPathScan RP ELISAキットの両方に用いることができます。

PathScan RP ELISAキット

PathScan RP ELISAはRapid Protocol (RP) で最適化されており、FastScan ELISAキットと同じレベルのアッセイ時間になります。FastScan ELISAキットとは異なり、RP ELISAは従来のPathScanキットと同じ溶解バッファーに対応しています。従って、1つのバッファーでサンプルを調製し、PathScanとPathScan RP ELISAキットの両方に用いることができます。

3つのCST ELISAキット製品ラインは、すべて半定量的です。細胞抽出物や組織などの様々なサンプルタイプ¹に対応しています。翻訳後修飾 (PTM)、内在性細胞タンパク質、神経変性疾患やがん、他の疾患にわたる各種バイオマーカーに対するキットをご用意しています。

¹血清、血漿、脳脊髄液などの、その他のタイプの検体も適合する場合があります。サンプルは、付属の溶解バッファーで調製し、製品ページに記載された種交差性に従ってください。

原理

CSTの科学者は、疾患のシグナル伝達経路に基づいて製品を開発するため、創薬パイプラインに沿った適切な候補をより早く用いることができます。弊社は、複数のキットのフォーマットを用いてマッチド抗体ペアの検証を徹底的に行なっているため、各ELISAキットにおける最高の感度を保証します。複数のフォーマットにおいて感度が同等である場合は、アッセイの速度を評価します。CST ELISAキットは、ご注文いただいたすべての製品が、今日や明日だけでなく、毎日、そしてこれからもお客様のプロジェクトの要望にお応えできるよう、常に最適化されています。

FastScan ELISAキット

抗体-標的のサンドイッチ様複合体を、1回のインキュベーションで形成させることができ、必要な洗浄行程も1回のみです。マイクロプレートの各ウェルに添加する前に、捕捉抗体、検出抗体、実験サンプルを一緒に組み合わせます。予めウェルに吸着させた抗タグ抗体で、サンドイッチ様複合体全体をウェルに固定します。

PathScan ELISAキット

捕捉抗体をマイクロウェルプレートにプレコートしたELISAキットです。捕捉抗体がすでにプレートに固定されているため、サンプル、検出抗体、HRP標識二次抗体を順次添加できます。各インキュベーション後に洗浄手順を行うことで、結合していない物質が確実に除去され、低いバックグラウンドをもつ特異的なシグナルが得られます。

PathScan RP ELISAキット

ELISAキットには、捕捉抗体をプレコートしたマイクロウェルプレートを含みます。従来のPathScan ELISAキットと同じく、PathScan RP ELISAキットでは、すでに捕捉抗体をプレートに固定しているため、捕捉抗体とのインキュベーションは必要ありません。主な違いとして、PathScan RPは、HRPを直接標識した検出抗体を用います。サンプル、検出抗体の順にウェルに添加し、その間の洗浄手順は不要です。