免疫蛍光染色(凍結組織切片)
A. 溶液および試薬
注意:溶液は、逆浸透脱イオン (RODI) 水、または同等の精製水で調製してください。
- 20X Phospate Buffered Saline (PBS): (9808) To prepare 1L 1X PBS: 20X PBS 50 mLを精製水 (dH2O) 950 mLに加え、混ぜ合わせてください。pHを8.0に調整してください。
- ホルムアルデヒド:16%, methanol free, Polysciences, Inc. (cat# 18814), use fresh and store opened vials at 4°C in dark, dilute in 1X PBS for use.
- ブロッキングバッファー:(1X PBS / 5% normal serum / 0.3% Triton™ X-100): 10 mLを用意する場合は、二次抗体の免疫動物と同種の正常血清0.5 mLを加えて (例:Normal Goat Serum (#5425) を9.5 mLの1X PBSに加える) よく混ぜ合わせてください。スターラーで撹拌しながら、Triton™ X-100 30 µLを加えてください。
- 抗体希釈バッファー:(1X PBS / 1% BSA / 0.3% Triton™ X-100): 10 mLを用意する場合は、Triton™ X-100 30 µLを1X PBS 10 mLに加えてよく混ぜ合わせてください。混ぜ合わせた後、さらにBSA (#9998) 0.1 gを加えてよく混ぜ合わせてください。
推奨される蛍光標識抗ウサギ二次抗体:
- Anti-Rabbit IgG (H+L)、 F(ab')2 Fragment (Alexa Fluor® 488 Conjugate) #4412
- Anti-Rabbit IgG (H+L)、 F(ab')2 Fragment (Alexa Fluor® 555 Conjugate) #4413
- Anti-Rabbit IgG (H+L)、 F(ab')2 Fragment (Alexa Fluor® 594 Conjugate) #8889
- Anti-Rabbit IgG (H+L)、 F(ab')2 Fragment (Alexa Fluor® 647 Conjugate) #4414
注意:初めて一次抗体あるいは蛍光標識二次抗体をご使用になる際は、至適希釈率を決めるために抗体のタイトレーションを行ってください。
- Prolong® Gold AntiFade Reagent (#9071)、Prolong® Gold AntiFade Reagent with DAPI (#8961)
B. サンプル調製 - 凍結/クライオスタット切片 (IF-F)
- 固定済み凍結組織切片の場合、免疫染色操作に進んでください (セクションC)。
- 作製したての未固定の凍結切片の場合は、下記方法で直ちに固定してください。
1X PBSで希釈した4%ホルムアルデヒドで切片を覆ってください。
注意:ホルムアルデヒドは毒性がありますので、ドラフト内でのみ使用してください。
- 切片を室温で15分間固定してください。
- 固定液を吸引除去し、1X PBSで各5分間、3回すすいでください。
- 免疫染色 (セクションC) に進んでください。
C. 免疫染色
注意:特に記載がない限り、下記全てのインキュベーションは室温で行い、乾燥と蛍光色素の退色を防ぐため、湿度の高い遮光箱または蓋付きのディッシュ/プレートに入れてください。
- ブロッキングバッファーでサンプルを60分間ブロッキングしてください。
- While blocking, prepare primary antibody by diluting as indicated on protocol on product webpage in Antibody Dilution Buffer.
- ブロッキング液を吸引除去し、希釈した一次抗体を加えてください。
- 4℃で一晩インキュベートしてください。
- 1X PBSで3回、5分間ずつ洗浄してください。
- 抗体希釈バッファーで希釈した蛍光標識二次抗体を加え、サンプルを暗所、室温で1 - 2時間インキュベートしてください。
- 1X PBSで3回、5分間ずつ洗浄してください。
- 切片をProlong® Gold Antifade Reagent (#9071)、あるいはProlong® Gold Antifade Reagent with DAPI (#8961) とカバーガラスで覆ってください。
- 最良の結果を得るために、封入剤を室温で一晩硬化させてください。スライドを長期保存する際は、4°C、暗所で、水平にして保存してください。
更新:2006年11月
改訂日:2016年7月