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Cell Signaling Technology, Inc. 個別化がん診断のライセンスを発表

マサチューセッツ州ダンバース – 2013 年 7 月 29 日 – Cell Signaling Technology, Inc. 米マサチューセッツ州ダンバースのCell Signaling Technology, Inc. (CST) は本日、PCR (ポリメラーゼ連鎖反応) 診断検査分野におけるALK遺伝子再構成の検出とそれに関連したCSTの特許権について、Cepheid, Inc.に対し世界規模の非独占的ライセンスを供与したと発表しました。Cepheidは、ALK (anaplastic lymphoma kinase) 遺伝子再構成を持つ非小細胞肺がん (NSCLC) 患者を同定するための検査法の開発を行います。

舞台裏で働く。

肺がんはがんによる死因として世界で最も多く、毎年160万人以上が新たに肺がんと診断されています。肺がん患者の約85パーセントは非小細胞型であり、多くの場合は進行性で致死率の高いがんです。疫学的な予備試験によると、NSCLC患者の約3-5パーセントでALK遺伝子の融合 (再編成) が起こっていることが示唆されています。

CSTとその提携1社が、EML4-ALK転座の検出に関する知的財産を所有しています。特許権には、免疫組織化学染色 (IHC)、PCR、遺伝子シーケンシングプラットホームや、その他EML4-ALKの分子ベースの検出手法が含まれます (米国特許番号8,288,102、8,377,642)。さらに近年、EML4-ALK融合遺伝子を発現する肺がんの進行を阻害する手法について特許が追加された (米国特許8,481,279) ことにより、CSTはNSCLCのEML4-ALKに関して、研究から診断・治療に渡る知的財産を所有することになりました。

CST代表取締役/CEOであるMichael J. Comb博士は、「今回のCepheidと契約締結によって、新たな分子ベースの検査製品を開発できることに大きな喜びを感じています。これによってEML-ALKを検出する診断法の選択肢が広がることが期待されます。これは弊社の知的財産をさらに充実させ、がん患者の診断、治療において重要なEML-ALKの発現を検出する研究の発展に繋がると信じています」と述べました。

Cell Signaling Technology, Inc.について

1999年に博士研究者らによって設立されたCell Signaling Technology (CST) は、全世界で400名以上の従業員を擁する株式非公開の家族経営企業です。CSTは、応用システム生物学の研究分野、特にがん関連の分野に注力しており、特異性が高く、ロット間差のない抗体の重要性を理解しています。CSTがすべての抗体を社内で製造し、多くのアプリケーションで綿密に検証しているのはこのためです。さらに、抗体を製造したCSTの研究者自身がテクニカルサポートを担当し、トラブルシューティングや信頼性の高い結果を得るお手伝いをしています。なぜなら、私たちが研究室にいたとしたらそれを望むからであり、事実、私たちも毎日実験室にいる研究者だからです。

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Cell Signaling Technology, Inc.
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