製品の性能と検証
CSTは、抗体の特異性や再現性、性能に関する世界的な基準を1999年から設定しています
Cell Signaling Technology (CST) は、25年以上にわたり、「優れた科学の実施」というたった1つの普遍の原則を遵守し、抗体の性能に関する基準を設定してきました。弊社は、実際に生物学研究に従事する科学者で構成される企業であるため、研究ツールが、期待通りに正確に機能し、信頼性の高い一貫した結果が得られることがいかに重要であるかを理解しています。そのため、弊社は、製品の品質に徹底的にこだわり、市場に送り出すすべての製品が最高のものとなるようあらゆる努力をしています。弊社は創業以来、信頼性の高い製品性能の確保について、他社の追随を許していません。弊社は、お客様の実験に適した一次抗体、二次抗体、ELISAキットおよび免疫アッセイ試薬のみを提供します。適していない抗体は、決して販売いたしません。
すべてのCST製品に共通する特徴:
- 毎回、期待どおりに機能することが保証されています
- 洗練された最新の品質保証技術の数々を用いて、適切な方法で開発および作製されています
- 特異的であり正しく機能することが100%確信されるまで決して販売されません
CST製品が提供する価値:
- 卓越した特異性ー明確な結果を取得できます
- 比類ない一貫性ーばらつきのない結果を取得できます
- 圧倒的なデータ品質ー結果を確信できます
- 迅速な結果の取得ー常に研究を前進させることができます
「弊社が提供する品質の高さが業界トップクラスであることは、周知の事実です。それは、販売する製品の徹底的な検証に力を入れているからです。また、弊社は研究機関でもあるため実際に研究を行っています。時には良くない試薬を購入することもあり、お客様と同じ痛みを感じることがあります。CSTの文化は、お客様が購入および使用するツールを検証する際に行う、優れた科学で構築されています。これは、最終的には妥協のないビジネス理念につながります。弊社は、品質の良くない製品は販売しません。決して、販売しません。これは、CSTの創業以来変わっておらず、これからも変わることはありません。」
「投稿された論文や同僚の推薦を基に、CSTの製品を選んでいます。CSTの製品は、各アプリケーションに特異的であるため、特定的で再現性のある結果を得ることができます。抗体の機能や再現性を心配する必要がないため実験をより早く行うことができており、CSTに感謝しています。」
他とは違うCST–お客様のコメントを紹介
弊社は、どのようにして最適な製品性能を確保しているのでしょうか? 極めて詳細までこだわった抗体検証は、始まりにすぎません
CSTの科学者を含む実際に研究を行う科学者は、検証や試験、品質管理が同じものではないことを知っています。これらは、互いに代用することはできません。検証や試験、品質管理は、生産および開発のプロセスの最も適切な時に独立して行われ、さらに、製品に最も関連性が高く、使用目的に適した方法で行われることが重要です。CSTは、多くのプロセスと技術を用いて、弊社製品の特異性と一貫性、およびアッセイで期待通り機能することを確認しています。お客様の実験は、「型にはまったもの」ではありません。弊社の抗体やそれ以外の試薬の性能を証明する方法は、これら2つだけではありません。
確かなソリューションをCSTの研究室からお客様の研究室へ
CSTは、弊社が販売するすべての抗体を、厳格かつアプリケーションごとの試験を用いて社内で検証しています。また、弊社が販売する抗体の95%を自社で作製しています。抗原の設計や抗体の開発、検証、生産におけるこのような管理は、弊社製品がお客様の研究室で、一貫して信頼性と再現性のある結果を提供することを確実にするための最善の方法です。これこそが、弊社がCST®抗体が毎回期待通りに機能することを保証できる理由です。
CSTのアプローチが正しいことを示す証
弊社の厳密で多角的なアプローチの結果が、すべてを物語っています。25年の間、CSTは、1抗体あたりの引用数を他のどの会社よりも多く獲得しています。これまでに最も引用された上位3抗体はCST製品です。また、CiteAb社が毎年発表するレポートで詳述されているとおり、査読付き論文で最も頻繁に引用される上位100抗体のうち約3分の1は常にCST製品であり、他のどの抗体サプライヤーよりも多い数を占めています。これは偶然ではありません。CST製品が頻繁に引用されるのは、研究者が、CST製品を用いれば、発表または論文投稿に値する正確で再現性のある結果を取得できることを知っているからです。
さらに、CSTの科学者は、他の抗体企業のどこよりもはるかに多い論文を発表しています。弊社は毎日、実際に科学に取り組んでいるため、お客様のニーズを理解し、お客様に最適な製品を確実に提供できます。弊社の科学者の大半は、10年以上にわたり製品開発を行ってきた、各アプリケーションの専門家です。彼らは、その卓越性に対する評判を維持するために、日々努力しています。
正しく行われる抗体検証
お客様が利用するサプライヤーの抗体検証プロセスは、製品の性能が確実にお客様の希望に沿うものであることを示すために公開されるべきです。CSTは、すべての抗体検証を1つの研究プロジェクトとして扱います。標的やサンプル、アプリケーションは多岐にわたるため、検証キャンペーンに2つとして同じものはありません。弊社の科学者は、標的の生物学的背景やアプリケーションの機能、お客様が使用する可能性が高いと思われるサンプルタイプを考慮しながら、すべてのクローンに対する、性能を確認するための独自の一連の実験を設計します。弊社は、あるアプリケーションでに合格できなかった抗体の使用を推奨することは決してありません。そのため、目的のアプリケーションでの使用が推奨されるCST抗体をお選びいただければ、その抗体は、初回および毎回機能します。保証します。
すべての始まりはCST Hallmarks of Antibody Validation™戦略
CSTは、各アプリケーションにおける抗体検証に対し、独特な戦略のセットを採用しています。「A Proposal for Validation of Antibodies」 (Uhlen, et al., Nature Methods, 2016) に記載されている手法に触発されて作成したCSTの抗体検証における戦略アプローチには、6つの相補的な戦略が含まれています。弊社は、これらの戦略を用いて、各抗体やアプリケーションに最適な検証実験をデザインします。しばしば、これらの戦略を組み合わせて使用し、抗体の性能の検証をサポートする包括的なデータパッケージを取得します。
ノックアウトを含む抗体の検証には、単一の戦略だけでは不十分
CSTの長年にわたる経験から、検証データを評価するときに、異なるアプリケーションプロトコールが、予測できない形でサンプル、特に組織のような複雑なサンプルに影響を与える可能性があることが分かっています。そのため、弊社は特定のアプリケーションでポジティブな結果 (または標的がノックアウトされている場合には、その欠如) が得られたとしても、その抗体がすべてのアプリケーションにおいて特異的であるとはみなしません。フローサイトメトリーから免疫組織化学染色、免疫蛍光染色、ウェスタンブロッティング、免疫沈降などに至るまで、世界中でCSTよりも高い抗体特異性、再現性および性能の基準を持つ抗体サプライヤーは存在しません。
弊社は、アプリケーションやサンプル、生物学的背景およびその他の因子にあわせて、抗体の特異性や感度、適合性の確認に最適な実験的モデルを利用します。
| 関連するアプリケーション | 実験モデル | 検証戦略 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WB/IP | IHC | IF | フロー | ChIP | ELISA | ||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | 陽性および陰性の細胞株または組織 | バイナリー戦略 | ||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ノックアウト/CRISPR | |||
| ◉ | ポジティブ遺伝子座およびネガティブ遺伝子座 | ||||||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | 高発現または低発現の細胞株または組織 | レンジ戦略 | |||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | タンパク質発現またはPTMを誘導または阻害する処理 | |||
| ◉ | ◉ | ◉ | タンパク質の局在を変化させる処理 | ||||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ノックダウン、siRNA/shRNA | ||||
| ◉ | ◉ | 組織アレイ | |||||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | 抗体に依存しないデータとの比較 (ISH、質量スペクトル) | 直交的戦略 | |||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | オミクスプロファイルとの比較 | |||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | オーバーラップしないエピトープを持つ複数の抗体との比較 | 複数抗体戦略 | ||
| ◉ | 固有の抗体を用いたIP-ウェスタンブロットの実施 | ||||||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | タンパク質の過剰発現 | 不均一戦略 | |||
| ◉ | ◉ | 精製した組換えタンパク質 | |||||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | 部位特異的突然変異体の使用 | |||
| ◉ | 同一タンパク質複合体内における複数の標的との比較 | 相補性戦略 | |||||||
| ◉ | ◉ | PTMの特異性を検証するためのペプチドアレイおよびELISA | |||||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | ペプチド競合アッセイ | |||||
| ◉ | ◉ | ◉ | ◉ | 細胞株または組織における修飾特異性の検証 | |||||
アプリケーションごとの検証を実施
CSTの検証プロセスには、開発から商品化に至るまでの、新たに抗体クローンの作成に必要なすべてのステップが含まれます。弊社は、抗体が異なる実験条件下で異なる機能を示すことを理解しているため、Hallmarks of Antibody Validationのうちの1つ以上の戦略を用いて、各製品をアプリケーションごとに検証しています。この厳密な検証アプローチにより、弊社は、お客様がCST抗体を使用する際に非特異的結合やその他の性能上の問題が生じないことを保証できます。
お客様への約束:
CSTが、ある抗体を特定のアプリケーションでの使用に推奨する際は、それがお客様のアッセイで確実に機能することをお約束します。CSTは、お客様の結果から擬陽性や擬陰性を排除することを目指しています。以下の例では、使用が予想されるアプリケーション (またはサンプルタイプ) ごとに独立して抗体の特異性を検証することがいかに重要であるかが分かります。
1. WBでのノックアウトに対する特異性から、IHCでの特異性を予測できません。
2. IHCでの特異性から、IFでの特異性を予測できません。
3. IF-ICでの特異性から、IHCでの特異性を予測できません。
4. フローサイトメトリーでの特異性から、IHCでの特異性を予測できません。
5. ある組織におけるシグナルから、全組織における特異性を予測できません。
検証データをご覧になりますか? CSTは、全製品のデータを公開しています。
CSTが販売する抗体には、業界で最も厳格な検証が行われています。弊社のウェブサイトの各製品ページでは、弊社が実際に各アプリケーションで取得したデータ例をご覧いただけます。ご興味のあるアプリケーションが表示されていない場合、その抗体はそのアプリケーションの性能基準を満たしていないか、まだ試験されていないかのどちらかです。そのどちらであるかをお知りになりたい場合は、弊社にお問い合わせください。弊社は、お客様のプロジェクトで製品の適合性を評価するのに役立つあらゆるデータを提供します。同様に、もしお客様の目的の種またはモデルが表示されていない場合は、どの製品が使用できるまたは使用できない可能性があるかの判断をサポートできるかもしれません。詳細は、CSTのテクニカルサポートのページをご覧ください。
各製品ページで公開しているデータ画像とグラフは、その製品の性能を代表するものであり、ただ単に、作成した最善の結果を示しているわけではありません。研究において誤った結論を導くようなデータを提示することは決してありません。各製品のパフォーマンスは、お客様の研究室においても、ご覧いただいた通りに発揮されると期待できます。
25年以上もの間、CST製品には最高レベルの基準を設定しています。ぜひ、CST製品をお選びください。
CSTは、優れた科学を行うための取り組みと、製品の品質を保証するための厳密なアプローチにより、毎回期待通りに機能する製品を提供できます。弊社は、お客様の実験台ではなく、弊社の実験台で失敗を重ねたいと考えています。
弊社は、お客様と同様に、たった1つのデータに頼って結論を出すことはありません。また、弊社は、抗体の性能をさらに高めるためには、あらゆる努力を惜しみません。弊社の開発・検証プロセスでは、検証に合格する抗体よりも不合格となる抗体の方が多いことに驚かれるかもしれません。しかし、これにより、確実に最も特異的で最も性能の良い抗体だけをお客様に提供できるのです。