免疫組織化学染色 (IHC) により、組織サンプルの細胞タンパク質を、特異的な一次抗体を用いて標識し、検出試薬で可視化することができます。Cell Signaling Technology (CST) は、IHC用に検証された800以上の抗体、ならびにIHC希釈液、検出試薬、基質、コントロールを提供し、お客様がIHC研究で正確かつ再現可能な結果を得るサポートをいたします。免疫組織化学染色における標的に対する特異性を確認するためには、複数の検証ステップが必要です。お客様が信頼性の高い、特異的な染色像を得られるよう、CSTの科学者は個々のIHC推奨抗体を様々な方法で適切に検証しています。
細胞ペレット: 図中に記したように、ヒトErbBファミリーメンバーHER3、EGFR、HER2、HER4をトランスフェクションした293T細胞のパラフィン包埋細胞ペレットを調製し、HER3/ErbB3 (D22C5) XP® Rabbit mAb #12708を用いて免疫組織化学染色を行いました (上パネル)。EGF Receptor (D38B1) XP® Rabbit mAb #4267 (下段左)、HER2/ErbB2 (D8F12) XP® Rabbit mAb #4290 (下段中央)、 HER4/ErbB4 (111B2) Rabbit mAb #4795 (下段右) による染色で、トランスフェクションの確認を行いました。
ブロッキングペプチド: Vimentin (D21H3) XP® Rabbit mAb #5741を用いて、パラフィン包埋ヒト扁桃組織を、コントロールペプチド (左) もしくは抗原特異的ペプチド (右) 存在下で、免疫組織化学染色しました。
異種移植片: ROS1 (D4D6) Rabbit mAb #3287を用いて、パラフィン包埋HCC78異種移植片の免疫組織化学染色を行いました。