パラフィン包埋頭頸部上皮がん組織を、TIM-3 (D5D5R™) & CO-00010-488 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #81365 (緑)、PD-1 (Intracellular Domain) (D4W2J) & CO-0008-594 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #35347 (黄)、PD-L1 (E1L3N®) & CO-0005-594 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #28249 (赤)、LAG3 (D2G4O™) & CO-0026-750 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #85452 (シアン)、CD3ε (D7A6E™) & CO-0001-488 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #92856 (ピンク)、CD68 (D4B9C) & CO-0007-594 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #77318 (橙)、CD8α (D8A8Y) & CO-0004-647 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #66676 (マゼンタ)、Pan-Keratin (C11) & CO-0003-750 SignalStar™ Oligo-Antibody Pair #97227 (グレー)、CD206/MRC1 (E6T5J) XP® Rabbit mAb (Alexa Fluor® 594 Conjugate) #59414 (ティール)、CD20 (E7B7T) XP® Rabbit mAb (Alexa Fluor® 647 Conjugate) #83399 (ラベンダー)、CD45 (Intracellular Domain) (D9M8I) XP® Rabbit mAb (Alexa Fluor® 750 Conjugate) (オリーブ)、DAPI #4083 (青) を用いて、SignalStar™マルチプレックス免疫組織化学染色で解析しました。すべての蛍光色素に対し、記載した疑似カラーを割り当てています。染色は、Leica Biosystems社のBOND RX自動染色装置で行いました。
マルチプレックスIHC (mIHC) を行う場合は、標的の数に応じた実験設定を行う必要があります。空間生物学では、マルチプレックスIHCなどの手法を用いて、組織内に存在する細胞タイプや、組織環境内におけるこれらの細胞の挙動を特定します。2-12種類の標的を一度に解析するマルチプレックス染色は、「どこで」「どのように」重要な生物学的イベントが発生するかの全体像を把握し、疾患進行のメカニズムの理解やバイオマーカーと標的の共発現の特定に役立ちます。
CSTは、モニタリングする標的の数により異なる、使用が簡単な柔軟性のある検証済みマルチプレックスアッセイソリューションを数多く提供しています。2-3プレックスの実験を行う場合は、IHCで検証された直接標識抗体を用いることにより、信頼性の高い結果が得られます。3-8プレックスの実験を行う場合は、SignalStar™ mIHCが最適です。さらに多くの染色により組織を最大限に活用する必要がある場合は、SignalStar技術やIHC検証済み直接標識抗体、蛍光除去キットを組み合わせて使用し、8種類以上の標的のマルチプレックス染色を行います。
空間的な情報や組織の完全性を保ちながら、必要なデータを取得できるように、必要となるプレックス数ごとにmIHCリソースをまとめました。