ヒトSkp2のF-Boxドメイン
F-Boxドメインは42–48個の保存されたアミノ酸残基からなるドメインで、F-Boxタンパク質のN末端にみられます。F-Boxタンパク質は、モジュラーE3ユビキチンリガーゼ複合体のアダプターとして機能し、リン酸化を介したユビキチン化の制御に重要な役割を果たします。F-BoxドメインはSKP1に結合し、これによってF-Boxタンパク質は、Rbx1、cdc53/Cul1、cdc34 (E2ユビキチン結合酵素) からなるユビキチンリガーゼ複合体コアにつながります。F-Boxタンパク質のC末端部分もまた、標的となる基質としばしばリン酸化依存的に相互作用する、様々なモジュラードメインから構成されます。
F-Boxタンパク質ドメイン | 結合パートナー | C末端結合パートナー |
Cdc4 (酵母) | Skp1, Rbx1 | Sic1、CDK阻害タンパク質 |
Grr1 (酵母) | Skp1, Rbx1 | Cyclin (CLN) 1,2 |
TrCp (酵母) | Skp1, Rbx1 | IΚB、NF-ΚB調節因子 |