ユビキチン (赤) に結合したRabex-5のMIUドメイン
MIU (Motif Interacting with Ubiquitin) ドメインは、UIMドメイン-ユビキチンの相互作用と同様の様式でユビキチンに結合しますが、MIUは逆方向にユビキチンと結合します。MIUドメインはUIMドメインと類似した構造をしており、共にユビキチン結合にはアラニン残基が決定因子として必要です。MIUを含むタンパク質は、K48結合型ポリユビキチン鎖、K63結合型ポリユビキチン鎖と結合します。Myosin VIやRabex-5のようなタンパク質にMIUドメインが存在することから、MIUドメインがユビキチン依存性の小胞輸送に関与する可能性が示唆されています。
MIUドメインタンパク質 | 結合パートナー |
Myosin VI | モノユビキチンとポリユビキチン |
RNF168 | モノユビキチンとポリユビキチン |
Rabex-5 | モノユビキチンとポリユビキチン |