次の製品の専用プロトコールです: Tyrosinase (T311) Mouse mAb (IHC Specific) #9319
A. 溶液および試薬
- キシレン
- エタノール、無水変性、病理学グレード (100%および95%)
- 精製水 (dH2O)
- ヘマトキシリン (オプション)
- 洗浄バッファー:
1X TBS/0.1% Tween-20 (1X TBST): 1 Lを調製する場合は、10X TBS 100 mLを精製水 (dH2O) 900 mLに加えてください。Tween-20 1 mLを加え、混ぜ合わせてください。
10X Tris Buffered Saline (TBS): (#9997):1 Lを調製する場合は、Trizma®base (C4H11NO3) 24.2 gと塩化ナトリウム (NaCl) 80 gを、精製水 (dH2O) 1 Lに溶解してください。HClでpHを7.6に調整してください。 - 抗体希釈液: SignalStain® Antibody Diluent (#8112)
- 抗原賦活化:TE:10 mM Tris/1 mM EDTA、pH 9.0:1 Lを調製する場合は、Trizma®base (C4H11NO3) 1.21 gとEDTA (C10H14N2O8Na2•2H2O) 0.372 gを、精製水 (dH2O) 950 mLに加えてください。pHを9.0に調整し、精製水 (dH2O) で全量を1000 mLにしてください。
- 3%過酸化水素水:調製する場合は、30% H2O2 10 mLを精製水 (dH2O) 90 mLに加えてください。
- ブロッキング液: TBST/5% Normal Goat Serum (#5425):1X TBST 5 mLに、Normal Goat Serum 250 µLを加えてください。
- SignalStain® Boost IHCDetection Reagent (HRP, Mouse) (#8125)
- DAB試薬または適切な基質: メーカーの推奨に従って調製してください。
B. 脱パラフィン/再水和
注意:操作の間は、スライドを乾燥さないようにご注意ください。
- 切片の脱パラフィン/水和:
- キシレンで切片を各5分間、3回インキュベートしてください。
- 100%エタノールで切片を各10分間、2回インキュベートしてください。
- 95%エタノールで切片を各10分間、2回インキュベートしてください。
- 精製水 (dH2O) で切片を各5分間、2回洗ってください。
C. 抗原賦活化
- 10 mM TE/1 mM EDTA (pH 9.0) にスライドを浸漬して沸騰させた後、18分間沸騰直前の温度を維持してください。室温で30分間冷却してください。
D. 染色
- 精製水 (dH2O) で切片を各5分間、3回洗ってください。
- 3%過酸化水素水で切片を10分間インキュベートしてください。
- 精製水 (dH2O) で切片を各5分間、2回洗ってください。
- 洗浄バッファーで切片を5分間洗ってください。
- ブロッキング液100-400 µLを各切片に加え、室温で1時間ブロッキングしてください。
- ブロッキング液を除去し、推奨の抗体希釈液で希釈した一次抗体100-400 μLを各切片に添加してください。30分間室温でインキュベートしてください。
- SignalStain® Boost IHC Detection Reagent (HRP, Mouse) (#8125) の試薬を室温に戻してください。
- 抗体を除去し、洗浄バッファーで切片を各5分間ずつ、3回洗ってください。
- SignalStain® Boost IHC Detection Reagent (HRP, Mouse) (#8125) を1–2ずつ、各切片に加えてください。30分間室温でインキュベートしてください。
- SignalStain® Boost IHC Detection Reagent (HRP, Mouse) (#8125) の液を除去し、切片を洗浄バッファーで各5分間ずつ、3回洗ってください。
- DABまたは適切な基質100-400 µLを各切片に加え、発色を注意深く観察してください。
- 十分に発色したら、スライドを精製水 (dH2O) に浸してください。
- 必要に応じて、メーカーの指示に従ってヘマトキシリンで切片を対比染色してください。
- 精製水 (dH2O) で切片を各5分間ずつ、2回洗ってください。
- 切片を脱水してください:
- 95%エタノールで切片を各10秒間ずつ、2回インキュベートしてください。
- 100%エタノールで切片を各10秒間ずつ、2回インキュベートしてください。
- キシレンで切片を各10秒間ずつ、2回インキュベートしてください。
- カバーガラスで封入してください。