注目情報はこちら >>

クロマチン免疫沈降 (ChIP) アッセイに使用すべき抗体の量

 

抗体の量は多いほどよいとは限りません。Fangによる今回のTech Tipは、使用する抗体の量がクロマチン免疫沈降 (ChIP) の結果にどのように影響するかを説明します。

ChIPアッセイに用いる最適な抗体量は、個々の抗体の親和性、感度、特異性によって異なります。抗体の量は多いほどよいとは限らず、多すぎても少なすぎてもChIPシグナルは低下します。ほとんどのChIP検証済み抗体は、0.5-2 µgの使用によって最適なS/N比が得られます。抗体の量と免疫沈降物の量の比率ではなく、抗体の量とクロマチンの量の比率を維持することも重要です。IgGなどのコントロール抗体の場合は、公平な比較ができるよう試験する抗体と同等の量を使用してください。