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Cell Signaling Technology, Inc. キナーゼ阻害剤プロテオミクスプロファイリング事業においてAstraZenecaへのPhosphoScan®プラットホームの提供継続を発表

マサチューセッツ州ダンバース、2008 年 2 月 12 日 - Cell Signaling Technology, Inc. (CST) は本日、AstraZenecaとの4度目の業務提携の合意を発表しました。これにより、CSTのPhosphoScan®​技術を用いたリン酸化プロファイリングと、キナーゼを標的としたリード化合物のバイオマーカーの探索が継続されます。PhosphoScan®プロテオミクス技術はCSTが特許権を保有する手法で、細胞や疾患組織において薬剤の標的となるリン酸化プロファイル (PhosphoSignatures™) を明らかにすることができます。現在の研究プロジェクトにおいてPhosphoScan®は、抗体を開発するために、標的キナーゼ上のバイオマーカーとなるリン酸化部位の検証に利用されていますが、これがAstraZenecaとの共同研究で並行して継続されることになります。PhosphoScan®プロテオミクスは、細胞と組織のリン酸化の広範なプロファイリングのためによく利用される戦略です。化合物によるPhosphoSignatures™の変化を定量化することで、キナーゼ標的阻害の最適なリン酸化エピトープバイオマーカーの特定に役立つ情報が得られる可能性があります。PhosphoScan®プロファイリングは、イムノアフィニティー精製とタンデム質量分析を取り入れており、がんにおけるキナーゼ標的とバイオマーカーの探索におけるその有効性が、最近Cell誌で示されました (Rikova K. et al、Cell 131、1190-1203 (2007))。

CSTの製薬サービス部長であるChristopher Bunker博士は次のように述べています。「がん治療のための多数のキナーゼ阻害剤プログラムを持つAstraZenecaは、CSTにとって大切なパートナーです。弊社はAstraZenecaに、PhosphoScan®に基づく価値の高い情報を提供し、その情報をもとに、抗体技術を利用したバイオマーカーアッセイを開発していきたいと考えています。CSTはがん研究で生み出されたPhosphoScan®プロファイルをAstraZenecaが利用できるようにしました。弊社のパートナーは、がん細胞PhosphoSignatures™を使用することで、リード化合物のPhosphoScan®研究を、情報を十分に集めた上でデザインすることができ、バイオマーカーとなるリン酸エピトープの検証に加えることができます。」

Cell Signaling Technology, Inc.について

Cell Signaling Technology, Inc.は、リン酸化特異的抗体の開発と製品化、およびキナーゼとパスウェイ解析のためのアッセイにおける専門知識をもち、市場のリーダーの地位を確立しています。CSTのリン酸化特異的抗体は、複数のアッセイプラットホームで検証されており、ディスカバリー研究から製薬開発までの全段階において重要な役割を果たします。PhosphoSite®は、キナーゼリサーチ生物学と抗体開発というCSTの中心的能力を活用しており、より効率よく、有益な情報に基づいたキナーゼ創薬を可能にする、細胞リン酸化プロファイルを明らかにする戦略です。CSTはPhosphoScan®技術を、研究提携と契約サービスを通して製品化しています。CSTに関する情報は、www.cellsignal.comの会社ウェブサイトをご覧ください。