アポトーシスは、核の凝集、細胞収縮、膜ブレブ形成、およびDNAの断片化を特徴とするプログラムされた細胞死です。システインプロテアーゼファミリーであるカスパーゼは、アポトーシスの中心的な制御因子です。イニシエーターカスパーゼ (Caspase-2、-8、-9、-10、-11、-12など) は、アポトーシス促進シグナルと密接に関連しています。イニシエーターカスパーゼは一旦活性化されると、下流のエフェクターカスパーゼ (Caspase-3、-6、-7など) を切断して活性化し、エフェクターカスパーぜが細胞内標的タンパク質を切断することでアポトーシスを実行します。
C6 (ラット) 細胞、NIH/3T3細胞 (マウス)、Jurlat細胞 (ヒト) を、図中に示したように Staurosporine #9953 (1 μM、3時間) または etoposide #2200 (25 μM、5時間) 処理し、未処理コントロール細胞と合わせて、Cleaved Caspase-3 (Asp175) (5A1E) Rabbit mAb #9664を用いたウェスタンブロッティングで解析しました。
機能:Caspase-3の活性化にはAsp175での切断を必要とし、活性化されたp17/p19およびp12タンパク質断片を生じます。
サンプル:一般的にアポトーシスの誘導に用いられる抗がん剤であるEtoposideで、Jurkat細胞を処理しました。
CST #9664 | 他社製品 1 | 他社製品 2 | |
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製品 | 9664 | ||
希釈率 | 1:1000 | 1:200* | 1:500* |
濃度 (μg/mL) | 0.07 | 1 | 1 |
*メーカー推奨の初回検証希釈率
機能:Caspase-3の活性化にはAsp175での切断を必要とし、活性化されたp17/p19およびp12タンパク質断片を生じます。
サンプル:Jurkat細胞を、一般的にアポトーシスを誘導する抗がん剤Etoposideで処理しました。また、C2C12細胞を、Staurosporine (PKCの阻害剤で、アポトーシスを誘導する) で処理 (1 μM、3時間) しました。