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Cell Signaling TechnologyとMichael J. Fox財団は、パーキンソン病研究用の高品質な抗体ツール開発に関するパートナーシップを締結

米国マサチューセッツ州ダンバース、2023 年 10 月 24 日

ライフサイエンスの技術開発を行う企業であり、抗体やキット、サービスのリーディングプロバイダーであるCell Signaling Technology (CST) は本日、パーキンソン病 (PD) の有望な標的に対する高品質のモノクローナル抗体の同定と開発を目的とするパーキンソン病研究を行うMichael J. Fox財団 (MJFF) とのパートナーシップの締結を発表しました。パーキンソン病に関係するタンパク質を標的とする、厳格に検証済みの、再現性がある、入手が容易な抗体試薬の確保が、パーキンソン病患者に対する治療法開発の重要な課題となっています。本パートナーシップの一環として、CSTとMJFFの科学者は協力し合い、有望なパーキンソン病標的を特定し、パーキンソン病研究を加速させるために、関連性が高く有効な試薬の開発を行います。

現在、世界中で推定1,000万人がPDを発症しており、この数は2040年までに倍増すると予想されています。PDの根本的な発症機序を理解し、患者が有するリスクから疾患の進行や治療応答性に至るまでの、あらゆる解析をサポートする高度な研究ツールや試薬の必要性は、ますます高まっています。

「弊社は、科学者として、ヒトの疾患に対する理解を深めたいと心から望んでいます。」と、CSTの最高科学責任者であるRoberto Polakiewiczは述べます。「パーキンソン病に関して言えば、個人的な問題でもあります。CSTでも多くの従業員が、この蔓延する衰弱性の神経障害を経験した愛する人を抱えています。CSTは、MJFFとパートナーシップを締結し、弊社の専門知識を結集して業界最高クラスの抗体試薬を開発し、PDの疾患進行のメカニズムに関するMJFFの最先端の知見を活用して、治療法の確立迫るために必要な研究ツールを特定および開発できることを誇りに思います。」

CSTは、DJ-1 (PARK7) やLRRK2/Dardarin、α/β-Synuclein (SNCA)、PINK1などの、PDに関連する主要なタンパク質の調査用の抗体やアッセイキットの幅広い製品ラインナップを提供しています。MJFFとのパートナーシップにより、PDの新たな研究領域に基づいて新たな標的を選択し、研究を前進させる有効性の高い新しい抗体試薬の開発に優先順位をつけることができます。

MJFFのDirector of Research ProgramsであるNicole Polinski博士は、「MJFFは、非臨床研究を加速させるために、CSTと協力し合い、重要なPD標的に対する抗体を同定し、作製できることを大変嬉しく思います。疾患の発症機序に関する新たな知見が明らかになるにつれ、パーキンソン病の重要な標的に対する高性能な抗体の迅速な開発、検証、流通が可能になり、パーキンソン病患者の診断、治療、看護方法を変革する最先端の研究が実現します。抗体の厳格な検証と、信頼性と再現性の高い結果で定評があるCSTは、この重要な研究における理想的なパートナーとなります。」と述べます。

CiteAb社の試薬データベースによると、査読付き論文で最も引用された抗体の上位100抗体のうち3分の1以上がCSTが提供する抗体であり、他のどの抗体サプライヤーよりも多くを占めています。CST®抗体は、その感度や特異性、承認済みのアッセイにおける再現性の高い性能のため、同じ業界の中でも特に信頼を得ています。これは、厳格な検証基準と強固な科学的基盤に対するCSTの取り組みによるものです。

MJFFとCSTのパートナーシップについての詳細をご希望の方は、11月 11日 - 15日 に開催されるThe Society for Neuroscience (SfN) の第53回年次総会であるNeuroscience2023のCSTブース#1800にお立ち寄りください。

また、本パートナーシップの詳細と、PD研究用のCSTの主な製品およびリソースをご覧になるには、こちらをクリックしてください。

Cell Signaling Technologyについて

Cell Signaling Technology (CST) は現役の科学者が設立し、所有・運営する他とは違うライフサイエンス企業であり、製品やサービスの品質、技術革新、科学的厳密性において最高水準を保持しています。CSTは1999年に設立され、米国マサチューセッツ州ダンバースに本社を置き、世界中で600名以上の従業員が事業に従事しています。私たちは常に、世界中の科学者に業界最高レベルの製品とサービスを提供し、発見への探究心を刺激しています。CSTは優れた科学技術の促進のため献身的に活動する思慮深い人々で構成される企業であり、顧客や地域社会、地球のための正しい行動に精力的に取り組んでいます。cellsignal.jp

詳細情報については www.michaeljfox.org にアクセスしてください。

CSTメディアおよび報道担当

Rebecca J. Reppucci (MBA)
Cell Signaling Technology, Inc.
Senior Director, Global MarComm & Technology
電話:978-880-3334
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