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パーキンソン病リソースセンター

パーキンソン病リソースセンター

パーキンソン病研究において、信頼できる特異的な高品質の抗体の入手は依然として重要な課題です。CSTは、抗体研究に必要とされるツールを特定し、PD研究の前進につながる信頼できる検証済み試薬を開発するために、Michael J. Fox財団 (MJFF) とパートナーシップを締結しました。

現在、世界で1,000万人以上がPDに罹患していますが、その病態はほとんど理解されていません。CSTの科学者は、専門家として、PDの根本的な発症機序の理解と、極めて重要な標的に対する抗体の開発を通じて探索研究を可能にすることに深く関心を寄せる、熱心な研究者集団です。また、個人としても、この衰弱性神経疾患に関わった自身の経験が原動力となり、新たな治療薬の開発を促進することに全力を注いでいます。

PDの重要な標的に対する高品質の抗体の開発および提供を可能にするために、本パートナーシップの一環として、CSTの科学者はMJFFと連携して作業を行なっています。これらの新たな製品は、DJ-1 (PARK7)、LRRK2/Dardarin、α/β-Synuclein (SNCA) およびPINK1などを含む、PDに関連する主要なタンパク質を調査するための抗体やアッセイキットの幅広い製品ラインナップに加わる予定です。

パーキンソン病の科学リソース

研究を加速するための、科学リソースや厳選されたコレクション、最新の抗体ツールをご覧ください。

ステップ1 ステップ2 ステップ3 ステップ4

パーキンソン病のパスウェイ図

神経細胞とグリア細胞のマーカー

NDGの特性のガイド

NDG治療薬の開発

ドーパミンシグナル伝達経路を探索してください。

疾患に関連する神経細胞とグリア細胞を特定し、特性解析してください。

PDの分子生物学の研究に、NDGの特性を活用してください。

弊社のNDG研究製品の、幅広い製品ラインナップをご覧ください。

供給が安定しているモノクローナル抗体を用いて、プロジェクトを制御してください。これらの製品の多くは、キャリアフリーまたは様々な波長の蛍光色素を標識した製品としてもお求めいただけます。

Phospho-PINK1 (Ser228):PDのミトコンドリア機能障害

Phospho-PINK1 (Ser228):PDのミトコンドリア機能障害

PINK1のSer228とSer402における自己リン酸化は、Parkinの損傷したミトコンドリアへのリクルートに必要です。PINK1は、Parkinをリン酸化し、Parkinのミトコンドリアへの移行を促進します。PINK1の変異は、常染色体潜性遺伝性若年性パーキンソン病と関係しており、保護機能の喪失やミトコンドリアの機能不全、α-Synucleinの凝集、プロテアソームの機能不全と関連します。

Phospho-PINK1 (Ser228) (E9K3K) Rabbit mAb #89010
Phospho-α-Synuclein (Ser129):重要なPDのバイオマーカー

Phospho-α-Synuclein (Ser129):重要なPDのバイオマーカー

α-SynucleinのSer129のリン酸化は、非常に有害であり、ドーパミン作動性神経細胞の変性を誘導します。この神経細胞の変性が生じる機構は、現在盛んに研究されている分野です。Ser129がリン酸化されたα-Synucleinの折り畳みの異常や凝集、蓄積の増加は、PDに関連しています。

Phospho-α-Synuclein (Ser129) (D1R1R) Rabbit mAb #23706
GCase:PDに関連するリソソーム酵素

GCase:PDに関連するリソソーム酵素

GBA変異は、α-Synucleinの蓄積に直接の役割を果たしている可能性がありますが、その機構はよく分かっていません。しかし、リソソーム酵素であるGCaseの誤った局在が、リソソームによるα-Synucleinの分解を阻害している可能性があります。NIHとの共同研究では、CST製品の#88162はノックアウトマウスの神経細胞を用いて検証されました。

GCase/GBA (E2R1L) Rabbit mAb #88162

Ready-to-use ELISAキットは、内在性タンパク質の発現を検出することができます。

α-Synuclein:早期PDを診断するための、画期的な脳脊髄液 (CSF) バイオマーカー

α-Synuclein:早期PDを診断するための、画期的な脳脊髄液 (CSF) バイオマーカー

Synuclein病変は、PDの2つの生物学的特性のうちの1つです。α-Synucleinは近年、高い診断精度と分子サブタイプを識別する能力を持って、症状が発現する前のPDを検出できることが明らかとなり、疾患の早期検出や臨床試験のデザイン、治療効果の評価に重要なツールとなっています。

PathScan® Total α-Synuclein Sandwich ELISA Kit #54269
LRRK2:PD治療のための有望な治療標的

LRRK2:PD治療のための有望な治療標的

少なくとも20種類のLRRK2変異がPDと関連します。G2019S変異は、最も保有率が高く、LRRK2キナーゼ活性の上昇や神経突起の長さの漸減を誘発し、神経突起消失の進行や神経細胞の生存期間の減少につながります。

PathScan® RP Total LRRK2 Sandwich ELISA Kit #69930

ELISAキットに含まれるマッチド抗体ペアは、単体販売も可能です。ビオチンやPhycoerythrin (PE)、他の蛍光色素の標識が可能です。マッチド抗体ペアは、MSDやQuanterix Simoa、AlphaLISA、TR-FRETなどのハイスループットELISA様の技術での使用に最も適しています。在庫やリードタイム、価格に関してはお問い合わせください