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神経変性疾患治療薬の開発

神経変性疾患治療薬の開発

弊社の経験をお役立てください。Cell Signaling Technology (CST) の科学者は生物学やアプリケーション、治療分野の専門知識を持ち、お客様の創薬の効率化をサポートします。弊社は科学に情熱を持って取り組み、最新の神経変性疾患の研究に精通しています。このため、より効率的で新しい治療法の開発につながる標的に対する、幅広い抗体製品ラインナップをご提供できます。 CSTは、翻訳後修飾 (PTM) に特異的な幅広い抗体の製品ラインナップや、PhosphoSitePlus®PTMデータベースなどのリソースもご提供しています。

医薬品開発の流れに沿ったソリューション

標的ID & 検証 スクリーニング & リードの最適化 前臨床安全性 & 検証

標的IDとMOA研究

標的の検証

柔軟なパッケージ

​主要評価項目および副次的評価項目の特定

  • ELISA、HCS、マルチプレックスIHC

プラットフォームへの適合性

  • ELISA関連:MSDプラットフォーム、AlphaLISAアッセイ、HTRF、Quanterix機器
  • マルチプレックスIHC:Akoyaイメージングソリューション、Hyperionイメージングシステム、Nanostringシステム
  • 自動WB (ProteinSimpleなど)

カスタム

ご利用のプラットフォームで機能する抗体

カスタム標識サービス

免疫アッセイ開発のためのカスタム組成

アッセイプラットフォームに適合する抗体のリソースとガイド

プラットフォーム アプリケーション 標識タイプ* 製品フォーマット
  • TR-FRET/LANCE /HTRF
  • AlphaLISAアッセイ/AlphaScreenアッセイ
  • MSDプラットフォーム
  • Quanterix機器 (Simoaアッセイキット)
  • Luminexアッセイ
  • ハイスループットELISA
  • 蛍光色素
  • ランタノイド
  • ビオチン
  • ビーズ
  • CyTOFテクノロジー/Heliosシステム
  • Hyperionイメージングシステム
  • MIBIテクノロジー
  • フローサイトメトリー
  • マスサイトメトリー/IMC
  • マルチプレックスIHC
  • 金属イオン
  • Akoyaイメージングソリューション
  • Nanostringシステム
  • 10x Genomics system (Visium機器)
  • Leicaマルチプレックス撮影装置 (Cell DIVEマルチプレックスイメージングソリューション)
  • マルチプレックスIHC
  • オリゴヌクレオチド
  • 蛍光色素
 
  • IHC自動染色装置
  • IHC
  • N/A
  • ハイコンテントスクリーニング & 解析
  • IFイメージング
  • 蛍光色素
  • Protein Simple機器
  • Simple Westernシステム
  • N/A
  • Simple Westernシステム用検証済み抗体**

*一部の標識抗体はCSTから直接購入できます (その他の標識タイプの知的財産権は保護されています)

** 厳選した抗体は拡大中です

治療法開発における細胞内標的

慢性的な神経炎症は、神経変性疾患の進行と関連します。ミクログリアは、中枢神経系に常在するマクロファージであり、神経細胞のシグナル伝達や神経炎症応答の媒介に重要な役割を担います。Cell Signaling Technology (CST) は、疾患の発症や進行の決定に利用可能な、慢性神経変性疾患に関連する幅広い細胞シグナル伝達マーカーをご提供しています。

TREM2シグナル伝達

FastScan™ Total TREM2 ELISA Kit #23831

FastScan™ Total TREM2 ELISA Kit #23831: TREM2タンパク質は、THP-1細胞 (ポジティブコントロール) で検出されましたが、Jurkat細胞 (ネガティブコントロール) では検出されませんでした。ライセート中のタンパク質濃度と、450 nmでの吸光度の相関を示しました。

インフラマソーム

ASC/TMS1 (D2W8U) Rabbit mAb (Mouse Specific) (Alexa Fluor<sup>®</sup> 647 Conjugate) #23640

ASC/TMS1 (D2W8U) Rabbit mAb (Mouse Specific) (Alexa Fluor® 647 Conjugate) #23640: 変異型​ヒトAPP695を過剰発現するTg2576マウスの脳組織を、#23640 (赤)、GFAP (Alexa Fluor® 555 Conjugate) #3656 (黄の疑似カラー)、β-Amyloid (Alexa Fluor® 488 Conjugate) #51374 (緑)、DAPI #4083 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

神経炎症における細胞の指標

IL-1β (D3U3E) Rabbit mAb #12703

IL-1β (D3U3E) Rabbit mAb #12703: 未処理のTHP-1細胞 (青)、またはLPS #14011で処理したTHP-1細胞 ​(緑) を、#12703を用いてフローサイトメトリーで解析しました。

細胞死は、神経変性疾患の進行の指標となります。ミトコンドリアの機能障害やオートファジー、アポトーシス経路と非アポトーシス経路の活性化など、細胞死や細胞の生存率に関わるパスウェイの制御異常により、神経細胞やグリア細胞の細胞死や疾患を引き起こすことがあります。Cell Signaling Techonlogy (CST) の検証済み抗体やプロトコール、Samplerキットを用いて、ヒトや齧歯類のサンプルにおける細胞死の種類の違いや活性化状態を解析することで、神経変性疾患の進行を確実に評価できます。

ネクロプトーシス

Phospho-RIP (Ser166) (D8I3A) Rabbit mAb #44590

Phospho-RIP (Ser166) (D8I3A) Rabbit mAb #44590: 未処理 (-) のHT-29細胞、またはZ-VAD (20 μM、他の化合物の30分前に添加)、ヒトTNF-α (20 ng/mL、7時間)、およびSM-164 (100 nM、7時間) 処理 (+) したHT-29細胞を、#44590 (上) またはβ-Actin (D6A8) Rabbit mAb #8457 (下) を用いて、ウェスタンブロットで解析しました。

アポトーシス

TUNEL Assay Kit (Fluorescence, 640 nm) #64936

TUNEL Assay Kit (Fluorescence, 640 nm) #64936: Staurosporine #9953 (1 µM、3時間、左、ポジティブ) 処理したHeLa細胞、または未処理 (右、ネガティブ)のHeLa細胞を、#64936 (赤)、Cleaved Caspase-3 (Asp175) Antibody #9661 (緑) および DAPI #4083 (青) で染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

パイロトーシス

Cleaved Gasdermin D (Asp275) (E7H9G) Rabbit mAb #36425

Cleaved Gasdermin D (Asp275) (E7H9G) Rabbit mAb #36425: 非切断型Gasdermin Dペプチド (左) またはAsp275切断特異的Gasdermin Dペプチド(右)の存在下で、パラフィン包埋ヒト大腸がん組織を#36425を用いてIHCで解析しました。

タンパク質凝集体を形成するタンパク質の生成とプロセシングは、前頭側頭葉変性症やタウオパチーに関連しています。タンパク質凝集体の形成を標的とした治療法は、プロテイノパチーの進行の抑制に役立つ可能性があります。また、血液や脳脊髄液に含まれたタンパク質凝集体は、疾患の早期診断や進行、治療効果のモニタリングのバイオマーカーとなる可能性があります。Cell Signaling Technology (CST) 抗体は、生物学的に関連するバイナリーモデルシステムを用いて、特異性と感度が徹底的に検証されており、バイオマーカーに基づくアッセイの理想的基盤となります。

​Amyloid

β-Amyloid (D54D2) XP<sup>®</sup> Rabbit mAb #8243

β-Amyloid (D54D2) XP® Rabbit mAb #8243: ​アルツハイマー病のアミロイドモデルマウスの鉤状回大脳皮質を#8243 (緑)、GFAP #3670 (赤)、DAPI #8961 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

Tau/Phospho-Tau

Phospho-Tau (Thr217) Sandwich ELISA Kit #59672

PathScan® Phospho-Tau (Thr217) Sandwich ELISA Kit #59672: #59672 は、異なるアルツハイマー病患者のサンプル間で、疾患の進行度を示す可能性のあるThr217リン酸化の違いを検出するのに十分な感度を有しています。

その他の神経変性凝集体マーカー

Huntingtin (D7F7) XP Rabbit mAb #5656

Huntingtin (D7F7) XP Rabbit mAb #5656: ​パラフィン包埋したマウスの小脳組織を、#5656を用いてIHCで解析しました。

細胞生存率の測定により、神経疾患の進行の度合いが分かります。増殖の異常または減少、神経損傷の増加、および老化細胞の蓄積は、いずれも細胞の健康状態や神経変性疾患の状態の指標となります。Cell Signaling Technology (CST) は、効率的かつ経済的に細胞生存率を測定できる抗体とアッセイキットをご提供しています。

細胞増殖マーカー

Ki-67 (D3B5) Rabbit mAb #9129

Ki-67 (D3B5) Rabbit mAb #9129: ​P21マウスの脳室帯組織を#9129 (緑) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。アクチンフィラメントをDyLight 554 phalloidin #13054 (赤) 、DNAを DRAQ5 #4084 (青) で染色しました。

神経損傷マーカー

PathScan<sup>®</sup> Total Neurofilament-L Sandwich ELISA Kit #99175

PathScan® Total Neurofilament-L Sandwich ELISA Kit #99175: ​#99175を用いて解析を行うと、予想通り、マウスやラットの脳組織ではNeurofilament-Lタンパク質が検出され、HeLa細胞 (ネガティブコントロール) では検出されません。

細胞老化

Senescence β-Galactosidase Activity Assay Kit

Senescence β-Galactosidase Activity Assay Kit (Fluorescence, Plate-Based) #23833:#23833を用いてDoxorubicin未処理およびでDoxorubicin処理されたHeLa細胞ライセート中のβ-galactosidase活性を解析しました。

人間の脳は、体重のわずか2%の重さですが、基礎エネルギー消費量のおよそ20%を占めています。代謝の調節不全と神経変性には強い相関があります。多くの神経変性では、耐糖能の異常やインスリン抵抗性がみられることから、代謝タンパク質は治療標的となる可能性があります。Cell Signaling Technology (CST) は、代謝経路や細胞内エネルギーの恒常性調節の解析を支援する高品質な抗体やアッセイをご提供しています。

代謝産物の輸送

ApoE (E7X2A) Rabbit mAb #49285

ApoE (E7X2A) Rabbit mAb #49285: ​パラフィン包埋したマウスの脳組織を、#49285を用いてIHCで解析しました。

インスリン受容体シグナル伝達

PathScan<sup>®</sup> Total GSK-3β Sandwich ELISA Kit #7265

PathScan® Total GSK-3β Sandwich ELISA Kit #7265: NIH/3T3細胞をhPDGF-BB #8912で処理すると、GSK-3βのSer9のリン酸化が促され、PathScan Phospho-GSK-3β (Ser9) Sandwich ELISA Kit #7311を用いて検出することができました。しかし、#7265により検出されるGSK-3βの総タンパク質量に影響はありませんでした。450 nmでの吸光度の読み取り値を上の図に、 GSK-3β (27C10) Rabbit mAb #9315 (左のパネル) または Phospho-GSK-3β (Ser9) (D85E12) XP® Rabbit mAb #5558 (右のパネル) を用いたウェスタンブロットの結果を下の図に示しています。

オートファジー

SQSTM1/p62 (D6M5X) Rabbit mAb (Rodent Specific) #23214

SQSTM1/p62 (D6M5X) Rabbit mAb (Rodent Specific) #23214: Chloroquine #14774 (50 μM、18時間) で処理した野生型MEFを、#23214 (緑) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。アクチンフィラメントはβ-Actin (8H10D10) Mouse mAb #3700 (赤)で標識しました。DRAQ5 #4084 (蛍光DNA染料) は青の疑似カラーで示しました。

マイトファジー

Parkin (D4Z1W) Rabbit mAb #32833

Parkin (D4Z1W) Rabbit mAb #32833: PC-12細胞および様々な脳組織からの抽出物を、#32833 (上) またはβ-Actin (D6A8) Rabbit mAb # 8457 (下) を用いてウェスタンブロットで解析しました。

シナプス可塑性は、発達や学習、記憶と関連するだけでなく、アルツハイマー病のようなシナプトパチーを含む神経変性疾患の臨床診断の指標としても利用されます。Cell Signaling Technology (CST) は、シナプスの活性と機能の解析を支援する高品質な抗体やアッセイをご提供しています。

前シナプスのタンパク質

Synaptophysin (D8F6H) XP<sup>®</sup> Rabbit mAb #36406

Synaptophysin (D8F6H) XP® Rabbit mAb #36406: ​マウスの脳組織を#36406 (緑)、Neurofilament-L #2835 (黄)、Lamin A/C (4C11) Mouse #4777 (赤)、およびDAPI #8961 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

​後シナプスのタンパク質

PSD95 (D27E11) XP Rabbit mAb #3450

PSD95 (D27E11) XP Rabbit mAb #3450: ​ラットの小脳組織を#3450 (赤)、Neurofilament-L #2835 (緑)、DRAQ5 #4084 (青の疑似カラー) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

シナプス可塑性の調節因子

CaMKII-α (6G9) Mouse mAb #50049

CaMKII-α (6G9) Mouse mAb #50049: 神経の初代培養細胞を#50049 (緑) と DRAQ5 #4084 (青の疑似カラー) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

脳の健康状態はエピジェネティックなメカニズムに大きく依存しており、神経変性疾患ではクロマチン動態に障害がみられます。エピジェネティックパターンをプロファイリングし、疾患の進行に関連するクロマチンマークを特定することは、神経変性に対する治療法の開発でますます重要となっています。Cell Signaling Technology (CST) は、包括的で多様なエピジェネティクス製品と、タンパク質-DNA相互作用やヒストン修飾の測定に使用する幅広いアッセイポートフォリオをご提供しています。

ヒストン修飾

Acetyl-Histone H4 (Lys16) (E2B8W) Rabbit mAb (Alexa Fluor<sup>®</sup> 488 Conjugate) #56999

Acetyl-Histone H4 (Lys16) (E2B8W) Rabbit mAb (Alexa Fluor® 488 Conjugate) #56999: TSA #9950 (1 μM、4時間) で処理したHeLa細胞を、#56999 (緑)を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。アクチンフィラメントは DyLight 554 Phalloidin #13054 (赤) で染色しています。

DNAのメチル化

MeCP2 (D4F3) XP<sup>®</sup> Rabbit mAb #3456

MeCP2 (D4F3) XP® Rabbit mAb #3456: SH-SY5Y細胞を#3456 (緑) とアクチン (赤) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

最初期遺伝子と関連タンパク質

Phospho-c-Fos (Ser32) (D82C12) XP Rabbit mAb #5348

Phospho-c-Fos (Ser32) (D82C12) XP Rabbit mAb #5348: 一晩飢餓状態かつhβ-NGF #5221と、#5348またはNormal Rabbit IgG #2729のいずれかで処理したPC-12細胞から得たDNAを、SimpleChIP® Enzymatic Chromatin IP Kit (Magnetic Beads) #9003を用いてChIP濃縮し、qRT-PCRで解析しました。

RBPは、神経変性の治療の標的として、ますます注目されています。RBPの調節不全は、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) やアルツハイマー病、前頭側頭型認知症に関連します。ストレス顆粒に関連するRBPの変異は、神経変性疾患でしばしばみられるタンパク質凝集体の病的な蓄積を引き起こします。また、加齢によるmRNAのメチル化やメチル化依存性のRBPの変化も、神経変性と関連します。Cell Signaling Technology (CST) は、主要なRBPやストレス顆粒、m6Aメチル化などの神経系に関連する検証済み抗体をご提供しています。

RBPとストレス顆粒

TDP43 (D9R3L) Rabbit mAb (Alexa Fluor<sup>®</sup> 555 Conjugate) #68779

TDP43 (D9R3L) Rabbit mAb (Alexa Fluor® 555 Conjugate) #68779: ​マウスの小脳組織を#68779 (赤)、Ras (Alexa Fluor® 647 Conjugate) #37182 (シアンの疑似カラー)、DAPI #8961 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

RNA m6A メチル化

YTHDF2 (E2I2H) Rabbit mAb #71283

YTHDF2 (E2I2H) Rabbit mAb #71283: ​マウスの延髄組織を#71283 (赤)、GFAP (Alexa Fluor® 488 Conjugate) #3655 (緑)、DAPI #8961 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

細胞の特性解析

脳と神経系の研究には、神経細胞だけではなく、ミクログリアやオリゴデンドロサイト、アストロサイトの解析が必要です。これらの細胞を可視化して同定するには、これらの細胞の中で特異的に発現および局在するタンパク質バイオマーカーを標的とする抗体を用いることが重要です。Cell Signaling Technology (CST) は、一般的な神経細胞マーカーに対し、特異性の高い検証済み抗体をご提供しています。

未成熟神経細胞マーカー

Doublecortin (A8L1U) Rabbit mAb #14802

Doublecortin (A8L1U) Rabbit mAb #14802: ​P5マウスの小脳組織を#14802 (緑)、GFAP #3670 (赤)、DRAQ5 #4084 (青の疑似カラー) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

成熟神経細胞マーカー

NeuN (D4G4O) XP<sup>®</sup> Rabbit mAb #243072

NeuN (D4G4O) XP® Rabbit mAb #24307: ​マウスの海馬組織を#24307 (緑) とDyLight 554 Phalloidin #13054 (赤) でラベルされたアクチンを用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。DRAQ5#4084 (青の疑似カラー) で染色しました。

グリア細胞は、アストロサイトやオリゴデンドロサイト、ミクログリアなど、非神経細胞の支持細胞から構成されています。神経変性疾患の進行と、グリア細胞やそのマーカーにおける明確な変化には関連性があることが知られています。また、グリア細胞は、血液脳関門の問題を克服する上で重要な役割を担います。Cell Signaling Technology (CST) では、様々なグリア細胞の同定や研究に役立つ、グリア細胞マーカーの検証済み抗体を幅広く取り揃えています。

アストロサイト

S100B (E7C3A) Rabbit mAb #90393

S100B (E7C3A) Rabbit mAb #90393: 固定済みの凍結したマウス大脳皮質組織を#90393 (赤)、HS1 (Alexa Fluor® 488 Conjugate) #68206 (緑)、DAPI #8961 (青)を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

オリゴデンドロサイト

Olig2 (E6G6Q) XP<sup>®</sup> Rabbit mAb #65915

Olig2 (E6G6Q) XP® Rabbit mAb #65915: 固定済みの凍結したマウス小脳組織を#65915 (赤)、GFAP (Alexa Fluor® 488 Conjugate) #3655 (緑)、DAPI #4083 (青)を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

ミクログリア

Iba1/AIF-1 (E4O4W) XP Rabbit mAb #17198

Iba1/AIF-1 (E4O4W) XP Rabbit mAb #17198: マウスのCA1海馬組織を#17198 (緑) と DAPI (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。画像は、ワシントン大学のMarco Colonna博士のご厚意によりご提供いただき、許可を得て掲載しています。

DAMマーカー

TMEM119 (E3E1O) Rabbit mAb #90840

TMEM119 (E3E1O) Rabbit mAb #90840: ​アルツハイマー病のアミロイドモデルマウスの脳組織を#90840 (緑)、GFAP #3670 (黄)、β-Amyloid (Alexa Fluor® 647 Conjugate) #42284 (赤)、DAPI #8961 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

アッセイ開発のソリューション

Cell Signaling Technology (CST) は、以下のような様々なマルチプレックス染色法に利用可能な幅広い製品を取り揃えています。

宿主

  • 最も簡単なマルチプレックス染色の1つ
  • 様々な宿主種やアイソタイプ (ラビットIgG、マウスIgG1、ラットIgG2aなど) 由来の一次抗体を使用し、一次抗体の宿主特異的な蛍光色素を結合した二次抗体を用いて染色
一次抗体の宿主種特異的な蛍光色素を結合した二次抗体を用いて、免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析。

Tg2576マウスの脳組織をGFAP #34001 (緑)、β-Amyloid #15126 (赤)、HS1 #3892 (マゼンダ)、DAPI #8961 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析しました。

蛍光標識抗体

  • 特定の蛍光色素や酵素などを一次抗体に直接標識
  • CSTは、一 般 的な蛍 光 色 素を標 識し、厳 密に検証したReady-to-Use抗体を提供
蛍光色素で標識された一次抗体を用い、免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析。

​アルツハイマー病のアミロイドモデルマウスの脳組織をAlexa Fluor® 647 Conjugated Iba1/AIF-1 #78060 (赤)、 Alexa Fluor® 488 Conjugated HS1 #68206 (緑)、GPNMB #90205 (黄)、methoxy XO4 (青) を用いて免疫蛍光染色し、共焦点顕微鏡で解析。画像は、ワシントン大学のSimone Brioschi博士とMarco Colonna博士のご厚意によりご提供いただき、許可を得て掲載しています。

すぐに標識可能なキャリアフリー抗体

  • パネルを拡張する際や、直接標識 抗体が使 用できない技術を用いる場合に推奨される手法
  • キャリアフリー抗体は、様々なプラットフォームに必要な、金属や蛍光色素、オリゴヌクレオチドなどをすぐに標識可能
Akoya PhenoCyclerプラットフォームを用いる、マルチプレックス免疫蛍光染色イメージング

​アルツハイマー病患者のヒト前頭前皮質組織をGFAP (青)、ミクログリア用のIba-1/AIF-1 #17198 (シアン)、ApoE #13366 (緑)、β-Amyloid #9888 (赤) を用いてマルチプレックス免疫蛍光染色し、Akoya PhenoCyclerプラットフォームで解析しました。画像はご厚意によりAkoyaより提供いただき、許可を得て掲載しています。

厳密に検証された抗体ペアは、すべてのELISA実験の中核をなすものです。Cell Signaling Technology (CST) はサンドイッチELISAキットの完全なソリューションとして、またはカスタムペアとして、一般的なハイスループットELISA様アッセイプラットフォームに組み込むことができる理想的なマッチド抗体ペアをご提供します。これらの検証済み抗体ペアは、比類ない特異性を有しており、神経変性疾患の主要なバイオマーカーの治療効果をモニタリングする際に、正確な指標を提供することができます。いくつかのCST®キットは血漿タンパク質を検出できるため、生細胞を用いた疾患の状態のモニタリングが可能です。

特異性と感度の高いELISAキットによる主要なバイオマーカーの測定

PathScan<sup>®</sup> β-Amyloid (1-42) Sandwich ELISA KitのヒトAβ-42に対する特異性

PathScan® β-Amyloid (1-42) Sandwich ELISA Kit #27029は、予想通り、ヒトAβ-42のみに高い特異性を示し、Aβ-37、Aβ-38、Aβ-39、Aβ-40、Aβ-43、pE3ペプチドに対して有意なシグナルを検出しません。一方、他社のβ-amyloid (1-42) sandwich ELISAキットは、標的であるAβ-42に対する特異性がほぼみられません。

FastScan™ Phospho-Tau (Thr181) ELISA Kit #58537

FastScan™ Phospho-Tau (Thr181) ELISA Kit #58537は、わずか50 µLのhTau P301Sモデルマウスの血漿中から、ヒトのタウを検出します。データはLi-Huei Tsai博士 (Massachusetts Institute of Technology) のご厚意により提供いただき、許可を得て使用しています。

実験の再現性は偶然の産物ではありません。科学の産物です。

Cell Signaling Technology® (CST®) の製品は、基礎生物学の知識を持つ専属のCSTの科学者によって開発、試験され、複数のアプリケーションにわたって厳密に検証されています。CSTのリコンビナントモノクローナル抗体の99.5%以上を自社で製造しているため、サプライチェーン全体の完全な管理が可能となり、プロジェクトの全期間にわたる、ロット間の一貫性を保つ製品のご提供が可能です。

CSTの製品とサービスを活用し、結果を得るまでの時間を加速できます。

抗体の特異性なくして、アッセイは成立しませんCST抗体やReady-to-use ELISA、細胞アッセイキットは、これを念頭において開発されています。そのため、お客様のアッセイワークフローに円滑に適合し、迅速に結果を出すことができます。CSTの対象分野の専門家が、お客様の研究で治療効果と安全性を評価するための最適な評価項目とクローンの選定をサポートします。

関連試薬

CSTはエピトープタグ抗体やコントロール抗体、二次抗体、検出試薬、実験のコントロールなど、ワークフローの完成に必要な標準的なバッファーやその他の試薬を幅広くご提供しています。

サービスを利用して研究を加速

お客様に固有の研究課題に合致するCSTのカスタムソリューションをご利用いただくことで、お客様の時間を科学に集中させることができます。CSTは下記のようなサービスをご提供しています。

  • キャリアフリー製品とカスタム組成製品: すぐに標識可能な抗体や独自の製品を必要とするマルチプレックスIF、ELISAなど、様々なアプリケーションやアッセイ、プラットフォームに適合しています。
  • カスタム抗体標識: お客様のアッセイに必要な標識を、弊社の専門家が実施します(蛍光色素やビオチン、酵素、厳選したオリゴヌクレオチドなど)。CSTカタログに必要な標識抗体が見つからない場合には、カスタム標識サービスをご利用ください。
  • プロテオミクス解析サービス: CSTは、脳組織を含む貴重なサンプルの定性的および定量的なタンパク質プロファイリングを行う、良きパートナーです。CSTの科学者が、プロジェクトの計画からサンプルの調製、データ解析までをサポートすることにより、実用的な結果を得ることができます。
  • 大量注文とロット予約: CSTと提携して単一ロットの予約や大量注文を行うことにより、潜在的な供給問題を解決できます。
  • カスタムペプチドとコントロール: CSTはお客様のアッセイに特化したコントロールをご提供します。

CST、Cell Signaling Technology、PhosphoSitePlus FastScan、 XP、PathScan、SimpleChipは、Cell Signaling Technology, Inc.の登録商標です。Alexa Fluor® はLife Technologies Corporationの登録商標です。All other trademarks are the property of their respective owners. Visit cellsignal.com/trademarks for more information.