Erkシグナル伝達
MAPK/Erkのシグナル伝達カスケードは、受容体型チロシンキナーゼ (RTK) やインテグリン、イオンチャネルなど、細胞の増殖や分化に関与する様々な種類の受容体によって活性化されます。また、GPCR (G-Protein Coupled Receptors:Gタンパク質共役型受容体) は、異なるアダプターを介してMAPKカスケードを活性化します。
異種の刺激によって大きく異なる、刺激特有の構成分子はありますが、このカスケードの大まかな構造は類似しています。
- アダプター (Shc、GRB2、Crkなど) は、受容体をグアニンヌクレオチド交換因子 (GEF)、すなわちSOSおよびC3Gに結合します。
- GEFタンパク質は、シグナルを低分子量GTP結合タンパク質 (Ras、Rap1) に伝達します。
- GTP結合タンパク質は、MAPKKK (Raf)、MAPKK (MEK1/2)、およびMAPK (Erk) から成る、カスケードの中核部分を活性化します。活性化したErkは、細胞質内の標的をリン酸化するとともに核内に移行し、閣内で遺伝子発現を制御する様々な転写因子をリン酸化します。