タンパク質のユビキチン化は、プロテアソームによるタンパク質分解、エンドサイトーシス、DNA修復、細胞周期の制御、遺伝子発現など、多くの細胞プロセスに関与しています。ユビキチン化の異常は、がんや神経変性疾患、メタボリックシンドロームなど様々な疾病に関与しています。
UbiScan®技術では、ユビキチン化タンパク質がトリプシン消化された際に、リジン残基上に生じるジグリシンレムナント (K-ε-GG) に対するCST独自の抗体を使用します。このユビキチンレムナントモチーフ抗体を用いて、トリプシン消化サンプルからユビキチン化ペプチドを濃縮し、LC-MS/MS解析により数千種類のユビキチン化ペプチドを定量的にプロファイリングします。(NEDD8やISG15など、その他のユビキチン様修飾因子もK-ε-GGレムナントを残します。)
ユビキチロームの大規模な定量解析、K-ε-GGレムナントモチーフ抗体を用いたPTMScan技術の応用例にご興味をお持ちの方は、ウェビナーをご覧ください。
ターゲット | モチーフ | 参考データ |
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ターゲット | モチーフ | 参考データ |
Ubiquitin Remnant | K-ε-GG | マウス肝臓 | XLS | RAW |