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SignalStar Multiplex IHCパネルビルダー

始める前に...

SignalStarマルチプレックス免疫組織化学染色 (mIHC) は、特異的な一次抗体と蛍光検出試薬を用いて、FFPE組織サンプルの細胞内タンパク質を柔軟かつ確実に標識する最先端の技術です。CSTのSignalStar技術により、自由自在にカスタマイズ可能かつ高度に検証された抗体パネルで複数のバイオマーカーを同時に定量することができます。そのため、データの作成が加速し、研究者は結果に集中できます。

SignalStar Multiplex IHCパネルビルダーは、マルチプレックスIHCパネルを円滑に、かつ簡単に設計できます。標的の種、抗体、蛍光色素、イメージングの一連の流れを選択することにより、4つの基本的なステップで実験を迅速かつ簡単に設計できます。または、種と抗体を選択し、それら以外は自動のパネルビルダーに従うこともできます。

SignalStar Multiplex IHCの手順

SignalStar Multiplex IHCのワークフロー図

図の説明: SignalStarアッセイは、ホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE) 組織における最大8種類の標的の同時検出を可能にします。FFPE組織切片の脱パラフィン、再水和、抗原賦活化を行い (A)、ご希望のプレックスサイズ (3から最大8種類のオリゴ標識抗体) のすべての抗体を、1回の一次抗体インキュベーションステップの際に同時に添加します (B)。 1回目のイメージングラウンドでは、最大4種類のオリゴ標識抗体のシグナル (488、594、647、750 nm) を、抗体に大きなオリゴの分岐構造を構築することにより増幅させます (C-D)。プレックスサイズが4より大きい場合は、1回目のオリゴヌクレオチドと蛍光色素を穏やかに除去し (E)、2回目のイメージングラウンドで、最大4種類の追加のオリゴ標識抗体のシグナルを増幅させます (F)。その後、お手持ちのソフトウェアまたはオープンソースのソフトウェアを用いてコンピューター上で2つの画像を結合し、最大8プレックスの完全な画像を作成できます (G)。

SignalStar Multiplex IHCビルダーの使い方

ステップ1:標的の種を選択する

SignalStar Multiplex IHCに用いる抗体は、記載の種との特異的な交差性について検証済みです。すべての抗体が、すべての種で機能するわけではありません。

ステップ2:抗体を選択する

目的の標的に対する、検証済みの3-8種類の抗体を選択します。すべてのCST®抗体と同様に、SignalStaパネルでの使用が認められた抗体は、使用を予定しているアプリケーションごとに独立して検証されています。そのため、弊社の他の抗体と同様に、期待通りに機能することが保証されており、初回ならびに毎回、信頼性の高い再現可能な結果を得ることができます。

ステップ3:パネルビルダーの結果を表示/編集する

SignalStar Multiplex IHCパネルビルダーは、マルチプレックスIHCパネルを自動で設計する独自の機能を持ち、効率的かつ高い精度で抗体を様々な蛍光色素および各イメージングラウンドと組み合わせます。パネルビルダーの結果を確認してそのまま利用する、または編集を選択して実験デザインのさらなる調整を行うことができます。

マルチプレックスIHCパネルを自分で設計する際の注意事項

ステップ4:注文を確認する

実験に必要なすべての抗体とバッファーキットが、自動で買い物かごに追加されます。SignalStar Multiplex IHCパネルビルダーは、複数回のパネルの追加が可能です。すでに買い物かごに入っているパネルを削除しないようにご注意ください。

 

サポートが必要な場合は

弊社は、SignalStar Multiplex IHC技術のアプリケーションを最適化するための専門家によるサポートを提供し、研究にかかる時間を削減します。弊社のテクニカルサポートチームは、あらゆるご質問にお答えし、技術的な支援を行います。

SignalStarグループ ([email protected]) まで、お問い合わせください。

更なるサポートは、学術情報 & サポートページをご覧ください。