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B細胞シグナル伝達と免疫表現型解析

Bリンパ球の発生

B細胞は骨髄にある造血細胞から分化します。免疫グロブリン (Ig) 受容体はB細胞の表面で組み立てられ、単一抗原を特異的に認識します。B細胞の発生段階で免疫グロブリン遺伝子の再編成が起こり、細胞表面のIgGに多様性がもたらされます。成熟したB細胞はリンパ節と脾臓に遊走し、その後さらにメモリーB細胞または形質細胞になります。

T細胞とB細胞はどちらも細菌、ウイルスといった病原体や、アポトーシスを起こした細胞を認識することができますが、この2つの細胞は異なる特徴と機能を持っています。B細胞は骨髄で発生するのに対し、T細胞は胸腺で形成されます。

主な違いは、T細胞は感染した細胞の外にあるウイルス性抗原のみ認識することができるのに対し、B細胞は細菌とウイルスの表面抗原を認識することができ、それに応じて抗体を産生するという点です。

Bリンパ球の活性化と抗体産生

抗体を産生する重要な細胞はB細胞です。抗原に対して特異的なB細胞受容体がこれを認識し、抗原のプロセシングを促進します。B細胞はT細胞の助けを借りて活性化し、抗体を分泌する形質細胞に成熟します。

B細胞シグナル伝達

B細胞受容体 (BCR) に抗原が結合すると、キナーゼ、Gタンパク質、転写因子などが関与する複数のシグナル伝達カスケードを活性化します。これによって、細胞代謝、遺伝子発現、細胞骨格の構成などが変化します。BCR下流のシグナル伝達は複雑で、細胞の生存、アポトーシス、増殖、形質細胞やメモリーB細胞への分化など、多様な結果が引き起こされます。

CSTは、WB、IF/IHC、IPおよび細胞外/細胞内フローサイトメトリーで使用が可能で、B細胞集団を正確かつ再現性良く区別することのできる、検証済みの抗体を豊富に取り揃えています。

Syk 13198 ヒトリンパ節

Syk (D3Z1E) XP® Rabbit mAb #13198: パラフィン包埋ヒトリンパ節組織を#13198で染色し、IHC解析しました。

B細胞免疫表現型解析

発生と成熟化の異なる段階において、B細胞はIHCまたはフローサイトメトリーで区別することのできる様々なマーカーを発現します。したがって、特異的な抗体を用いることで、各分化段階にあるB細胞を不均一な免疫細胞集団から区別することができます。このようにして免疫細胞のサブタイプを区別する手法は、免疫表現型解析と呼ばれています。

CSTは、B細胞の免疫表現型解析に関連する製品を幅広く取り揃えており、製品ラインナップの一例として、下に示すようなIHCでB細胞集団を正確かつ再現性良く区別できる抗体が挙げられます。

B細胞の種類 マーカー
未成熟B細胞 CD19、CD34、CD45R
成熟B細胞 IgMとCD19
活性化したB細胞 CD30
メモリーB細胞 CD40
全B細胞 CD79A
CD19 90176 ヒトリンパ腫

CD19 (D4V4B) XP® Rabbit mAb #90176: #90176を用いたパラフィン包埋ヒトリンパ腫のIHC解析。

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